光ちゃんがあらかじめ送ってくれたウェブのメールで、今回はコンサートではない、ということをしっかりと自分に植えつけてから会場に入れたことはすごくラッキーでした。
コンサートではないけれど、ライブ感はしっかりとありましたよね。
あまり作りこまず、計算していないように見えるところが、最近にしてみればすごく新鮮で楽しかったです。

中央の小さな円形ステージが私にはいい効果で、1塁側だった私は、ずっと光ちゃんの背中を見ることになりました。
白いスーツで、珍しく楽譜を見ながら座ったままリズムを刻んだり、呼吸を合わせたり。そんな光ちゃんの背中。
すごくすごく得した気分。
これだけでも、私はたっかい交通費とあの長時間の行列を耐えただけはあったなと。
行った場所、座った位置から見える光ちゃんを楽しむというのが私のポリシーなので、たとえ正面のお顔が少なくても、この座った背中はすごくおいしかったです。
KinKiとバンドの数名だけの、円を描いたセッションは、確かに場所を東京ドームということでいえば、この上ない贅沢な空間でした。
こんなことって、他のジャニーズだけでなく、ここでライブをしようとするアーティストは誰も発想すらしないのでは。
何度もこの場所を許された二人だからこその、余裕の見えた上質な時間だったような気がします。

スクリーンの時間、2人がず〜っとステージの上にいてくれたことが、すっごく一体感を生んでいたように思います。
まさに2人と一緒に振り返る10年間、
ただ懐かしい、楽しいだけじゃなく、うれしさも生まれた時間でした。
大好きだったリモートの、これまたいっちばん大好きなシーンが出たことがすっごくうれしかったですわ〜(喜)
あれ、どれだけリピートしたことか‥‥。なんて、感じながらね。
考えてみれば、この時間があっても2人は一度もステージの裏に引っ込んだりしなかった。
ずっと3時間2人そろってファンと一緒。

スタンディングオベイション、私の周囲では、情報どおりAnniversaryを歌っている人たちがすごく多かったですけれど、あのまま何かの形で続いてしまっていたら、私は当日帰れなくなってしまったわけですから、そこは私なりには納得しています。
ちゃんと私達の心は届いたんだと、剛君が伝えてきてくれたので、それが何よりだったなと、あのメールはうれしかったです。
届いたはずのファンの気持ち、いつか2人が形にして返してくれればそれが一番いいはず。

6時間の大行列、結局自力では何一つ買うことができませんでした。
たまたま先に並んでいた知人が、その場で手に入ったものだけを何とか一緒に購入してくれていて。
これから通販をするなら、残ったものではなく、あの日のラインナップのすべてを望む人すべてに届く形にしていただきたいもの。
それくらいは隔たりのないように。

そして、どうしても数自慢になりがちな関係者のどなたかに。

6万7千という数字は、ドームの中では可能だったかもしれないけれど、それを誇れる数字にしたのはファン以外の誰でもないです。
小さな子供が少なかったこと、真夏なのに炎天下にはならなかったこと。
いろんなことが幸いしたことからの、たまたま運のよかった結果の数字です。
事故がなくて本当によかった。
本当に、心の底からそう感じています。

いろんなことを感じながらの39デー。
複雑さを抱えながらだったけれど、今はそれを越えてあの場所にいられたことを、本当に幸せに思えます。

楽しかった!
サンキュー!!